本研究室の研究テーマ
持続可能な都市・地域の実現に向けた調査研究
あらゆる人間活動は、それぞれ特定の地域において営まれています。それゆえ、持続可能な都市・地域の実現は、人間活動の持続可能性や人々の幸福につながると言っても過言ではありません。一方で、そもそも持続可能な都市・地域とはどのような状態を指すのかが明確ではなく、さらには、どうすれば持続可能な都市・地域を実現できるのか、そのためには何が必要となるのか、実現に向けた阻害要因は何か、それを取り除くにはどうすればよいか、など多くの課題を解決していく必要があります。こうした多種多様な問題を解決していくには、学問領域の壁を超えた融合的な調査研究が必要となります。
本研究室では、持続可能な都市・地域の実現を目指して、社会科学・地域科学・人文科学と工学とを融合させた複合的な視点から、持続可能な地域社会の姿についての検討やその実現に必要な要素の抽出、各要素の定量的・定性的な評価、要素間の関係性の分析などの調査研究を進めています。
具体的な研究テーマ
- 地域の持続可能性指標および測定手法の開発
- コベネフィットな気候変動戦略検討方法の社会実装
- 社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)の測定と分析
- 地域人材育成手法の開発
- 持続可能な開発のための教育(ESD)手法の開発
- 地域のレジリエンス評価手法の開発
- 分散型エネルギー・再生可能エネルギーの評価
- バイオマス利活用、廃棄物リサイクルの研究
- 技術・システム・ライフスタイルのライフサイクルアセスメント及び環境効率分析
- 環境技術・システム・ライフスタイルに関する消費者受容性・行動分析
関連する現在進行中の研究プロジェクト
- 2020年度~ 科研費基盤研究(B)
「ローカルガバナンスにおける地域とは何か?地方自治の課題に応える地理的枠組みの研究」 - 2022年度~ 科学技術振興機構(JST)「共創の場形成支援プログラム」(本格型)
「ビヨンド・"ゼロカーボン"を目指す"CO-JUNKAN"プラットフォーム研究拠点」 - 2022年度~ 科研費基盤研究(B)
「地域人材育成に資する持続可能性の専門知を学校教育にどのように実装するか」